窓口負担割合に含まれない費用の一覧と高額療養費の対象の早見表

入院時の食事代・差額ベッド代・先進医療の技術料・診断書料が、1〜3割の窓口負担や高額療養費にどう関わるかをまとめます。

病院の窓口で払う1割・2割・3割は、保険診療の医療費にかかる割合です。入院時の食事代、差額ベッド代、先進医療の技術料、診断書などの文書料は、この割合とは別に払う費用です。高額療養費の上限の計算に入るのは、保険診療の自己負担分だけです。

早見表

費用窓口負担割合(1〜3割)高額療養費の対象詳しい説明
入院時の食事代(標準負担額)割合ではなく、1食あたりの定額(一般は550円)対象外入院時の食事代の金額と計算例
差額ベッド代(特別の療養環境)含まれない(選定療養として別に料金を徴収)対象外選定療養の区分と高額療養費
先進医療の技術料含まれない(全額自己負担)技術料は対象外。診察・検査・入院料など共通部分の自己負担は対象先進医療と後期高齢者医療
診断書などの文書料含まれない(保険診療以外に分類される例がある)保険の対象とならないため対象外下の「確認できた範囲」を参照
保険診療の自己負担(1〜3割)含まれる対象(月の上限額まで)負担割合別の年間の自己負担

確認できた範囲

金額は医療機関や病室によって異なるため、このページでは書きません。個別の費用が対象になるかは、病院の窓口とお住まいの広域連合で確認してください。

入院・手術の前の確認リスト

よくある質問

入院時の食事代と差額ベッド代は、高額療養費で戻りますか。

戻りません。東京都後期高齢者医療広域連合の高額療養費のページに、「入院時の食費や差額ベッド料などの保険の対象とならないものは対象となりません」とあります。食事代は標準負担額(令和8年6月1日から一般は1食550円)として別に支払います。

先進医療を受けたとき、高額療養費の対象になるのはどの部分ですか。

厚生労働省の案内では、先進医療に係る費用(技術料)は全額自己負担で、診察・検査・投薬・入院料など通常の治療と共通する部分は保険診療と同様に扱われ、その一部負担には高額療養費制度が適用されます。技術料の部分は、高額療養費の上限の計算に含まれません。

診断書などの文書料は、窓口負担割合に含まれますか。

確認できた公的な案内では、含まれない費用として扱われています。大阪府の被爆者医療の案内は、診断書料を「保険診療以外の医療行為等」に分類しています。ただし、文書料の金額や扱いは医療機関ごとに異なる場合があるため、依頼する前に医療機関の窓口で確認してください。

この記事について

一般的な制度の説明であり、個別の費用や高額療養費の支給額の判断は行っていません。確認日は2026年10月12日です。
出典:東京都後期高齢者医療広域連合「高額療養費」、厚生労働省「先進医療の概要について」、厚生労働省「保険外併用療養費制度について」、大阪府「被爆者に対する医療の給付」(一次資料・出典一覧参照)。