納付書で納める(普通徴収の)後期高齢者医療保険料は、自治体によってクレジットカードやスマホ決済で納められる場合とそうでない場合があります。使える場合も、決済手数料がかかることや領収証書が出ないことなど、共通の注意点があります。
5自治体の比較表
下の表は、各自治体の公式ページの記載をもとにしています。「モバイルレジ」は、納付書のバーコードをスマートフォンで読み取り、ネットバンキングまたはクレジットカードで納める民間のサービスです。
| 自治体 | クレジットカード | スマホ決済アプリ | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 大田区 | モバイルレジで可(手数料あり) | au PAY、d払い、ファミペイ、PayB、PayPay、楽天ペイなどの請求書払いが可 | 領収証書は出ない。バーコード付きで1枚30万円以下の納付書が対象 |
| 世田谷区 | モバイルレジで可(手数料あり・一括払いのみ) | このページでは主にモバイルレジを案内 | 領収証書は出ない。納付書は1枚30万円以下が対象 |
| 新宿区 | モバイルレジで可(手数料あり・1回払いのみ) | 令和7年7月1日からスマホ決済アプリにも対応 | 納付書は1枚の合計が30万円以下が対象 |
| 江東区 | できない | バーコード決済はできない。モバイルレジ(ネットバンキング)は可 | モバイルレジの払込手数料は無料。領収書は出ない |
| 柏市 | 市の保険料納付サイトで可(システム利用料あり) | このページではクレジット納付のみ案内(スマホ決済アプリは、ここでは確認できていません) | 納期限内に限る。窓口などでは使えない。領収証書は出ない |
同じ東京23区でも、世田谷区・新宿区・大田区はクレジットカードで納められ、江東区は納められません。隣り合う区でも違うため、近隣の例をそのまま当てはめないでください。
決済手数料の例
世田谷区と新宿区は、モバイルレジでクレジットカードを使う場合の決済手数料(税込)を、納付書1枚あたりの納付金額ごとに次のように案内しています。
| 納付金額 | 決済手数料(税込) |
|---|---|
| 1円〜5,000円 | 27円 |
| 5,001円〜1万円 | 82円 |
| 1万1円〜2万円 | 165円 |
| 2万1円〜3万円 | 275円 |
3万円を超える分は、1万円ごとに110円ずつ加算されます。手数料は変更になることがあるとされています。柏市は別の仕組みで、1万円までが110円、以降1万円を超えるごとに110円が加算されます。大田区もクレジットカード納付には決済手数料がかかると案内しています(金額は、公式ページから確認できた範囲では示されていません)。
共通する注意点
- 決済手数料は、保険料の還付が生じても返金されません(世田谷区・新宿区・大田区の記載)。二重に納めてしまった場合も同じです。
- クレジットカードやスマホ決済では領収証書が発行されません。領収証書や、納付後すぐの納付証明書が必要なときは、窓口や金融機関・コンビニで納めます(柏市の案内)。納付証明書そのものは、納付証明書と納付額のお知らせの違いで整理しています。
- モバイルレジやスマホ決済は、バーコードが印刷された納付書が対象です。1枚の金額が30万円を超える納付書は使えません。
- モバイルレジで納めた納付書は手元に残ります。金融機関やコンビニでは使えてしまうため、二重納付に注意するよう案内されています(世田谷区)。
- 柏市のクレジット納付は、納期限内に限られ、継続的な自動引き落としではありません。
お住まいの自治体の確かめ方
納付書の裏面や、自治体の「後期高齢者医療保険料の納め方」のページに、使える方法が載っています。手数料のかからない方法を選びたい場合は、年金天引き(特別徴収)を口座振替に変更する方法もあわせて確認してください。納付期限や年間の流れは後期高齢者医療の1年の流れにあります。